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2015年8月31日月曜日

BABYMETALワールドツアー終了! / BABYMETAL

ドイツ二箇所のワンマンとイギリス2箇所のフェス、無事に終了いたしました。

5月から始まった今年のワールドツアー、僕は後半戦からの参加で久しぶりの海外ライブでしたが今回も楽しい現場となりました。

ドイツではフランクフルトとベルリンでのワンマンライブ。
開場前に「少し空調寒いかも」と思っていたステージが本番が始まるなりお客さんの熱気で汗が止まらない状態となりました(笑)
終演後も興奮冷めやらぬ皆さんの笑顔やBABYMETALコールを見ながらの機材撤収という、最後まで楽しい時間となりました。

イギリスでは「READING AND LEEDS FESTIVALS」の、なんとメインステージでのアクト!
日本のサマーソニックのモデルとなったロック・フェスだそうです。
僕たちは両日とも1番手でしたが、フェスという沢山のバンドが出る特性上客足がバラつきやすい状況にも関わらず視界が人の頭で埋まるほどのオーディエンスが興味を持って集まってくださいました。
初日Readingの時に、最初は見えていた芝生がみるみるうちに消えていく様を見ていて、「あぁ、これは去年のSonisphereとまさに同じ状態だ」と思い出し、みんながガンガン頭を振っている中でちょっと泣きそうになったりしてました(笑)

SU-METAL嬢の言葉を借りるならば「なんじゃこりゃ!?」で足を止め、それがライブが進むにつれ「なんだこれ、面白いかも?」の顔になっていく。
そして段々と笑顔が咲いていく。
フェスは自分から参加していくお祭りですから、音楽に楽しませてもらうのではなく音楽を楽しもう!という音楽的なオーディエンスが多く集まる場所だと思っています。
そんな方々がその場を離れることもなく見守っていてくれたということは、少なからず興味を持ってくださったはず。
願わくば「面白かった、次も観てみたい!」になっていてくれたならと思います!

僕は半年以上ぶりの彼女たちのサポートになりますが、しばらく会っていない間に本人たちはもちろんのことバンド、スタッフクルー、つまり「チームBABYMETAL」という個のレベルがぐんと上がっていると感じました。
クルーの一人が冗談めかして言っていた「海外ライブでも、日本のどこかに飛行機に乗ってライブしに行く感じくらいに普通のことになってる」というのが印象的でした。
僕はことあるごとに「いつも通り、同じ最高を繰り返す」という言葉を使っていますが、物怖じもせず堂々とステージに立つ彼女たちとそれを支えるチームは既にその域に達していたのですね。
僕もその一員としてこれまで以上に尽力せねばと感じました。

ライブは生き物です。
どれだけ準備していてもいざ本番となったときに何が起こるかは分かりません。
僕の担当パートはともすると「決まったことしか出来ない」と思われがちですが、それを状況に合わせて柔軟に対応していくために僕が入っています。
だから何があっても安心して背中を任せて、堂々としたパフォーマンスでお客さんを魅了して欲しいという話を改めて彼女たちに伝えました。

ライブは信頼感でもあると思っています。
素晴らしいアーティスト、ミュージシャンを観に集まるのは素晴らしいオーディエンス。
素晴らしいオーディエンスの心を満たせるように演者、スタッフは素晴らしいパフォーマンスで応える。
一年ぶりに会った海外クルーとも、まるで昨日会ったかのように挨拶を交わし行動できるのも去年のワールドツアーがお互いに良い影響を及ぼし合っていた証拠のような気がしました。
今年はクルーにも新メンバーが加わり、短い時間ではありましたが一緒に過ごす中でいつの間にかチームになっていた。
なんだかシリーズ物の映画かマンガのようですが(笑)、これからどんどんチームも大きくなっていくのではないかと楽しみです。

BABYMETALはこのあと9月から、いよいよ初の日本ツアーが始まります。
ぜひぜひ彼女たちには楽しんでいただきたいですし、集まってくださる皆さんにはもっと楽しんでいただきたい。
来年にはイギリス・ウェンブリーアリーナ(!)でのワンマンライブも決まりました。
僕がそこにいるかどうかは分かりませんが、最高のステージを今から楽しみにしています!

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