2012年9月9日日曜日

BEHRINGER X32導入記



買いました、来ました、X32。


とりあえず箱がデカくて「でかっ!」と素で言ってしまった。


そもそもはライブサポート(マニピュレータ)仕事において、今まで8アウトでやってきてたのですがここ数年「もうちょいあると嬉しい」という状況が増えてきたため、卓の買い替えを検討していたのでした。
セオリー通りに行くならYAMAHA DM1000とかなんでしょうが、発表時から気になっていたこちらを選択、忘れた頃に発売の動きが見えたので即発注しました。


本体。横幅90cmの奥行き53cmほどで重量21kg弱。
裸なら持てなくはないですが、発注したケースの重さを考えるとかなりしんどそうです。


昨日一日触った程度+例に漏れず取説読んでない、という状況下での自分メモ。
やや解説風味なのはご愛嬌ということで。


■音質
プリアンプ関連にMIDASが噛んでいるというプラシーボもあると思うが、音にコシがあって浮ついていない。
僕が勝手にイメージしていた妙なHigh上がりなキャラクターでなくて良かった。

■フェーダー

EuphonixのMC MixやYAMAHAの卓の感触に比べると、ややモッチリした感じ。
これに連動してか、モーターフェーダーの挙動も初速がさほどでもない。
シーンチェンジやバンクチェンジの時など「シャッ!」とは行かない。
まぁ回路的にはきちんと切り替わっているので慣れかな。

■ミュートボタン
オン・オフの時の歯切れがもう少し良ければなーと思った。
DJ卓のカーブが甘い設定でクロスフェーダーを高速で切ってる感じ…って、分かりづらいか。
「カッ」というより「ゥカッ(ON)」「カゥッ(OFF)」という印象。
若干のフェードタイムを感じる。
曲中で一拍ミュート!みたいなシビアなことには甘くなっちゃうかな。
ぎりぎり許容範囲内か。


各チャンネルのLCDにはトラックネームやアイコン、色などを設定できます。
階層が多くなってしまうデジ卓において、この視認性はとても大事。

■チャンネルストリップ
この価格帯でフロントパネル上にチャンネルストリップを配置しているのは素晴らしい。
コンプやEQは、わりとしっかり掛けてあげて効果がわかる印象。
そこまでが曖昧という感じではないので良いのではないかな。

■I/O仕様
購入の決め手となったINPUT / OUTPUTの多さ。
インプットはチャンネルとしてXLRで32、AUX 1/4"TRSで6+RCA 2。
アウトプットはBus OutとしてXLRが16、Monitor OutとしてXLR 2と1/4"TRS 2、AUXはインプットと同じく1/4"TRSで6+RCA 2。
デジ卓のお約束通り、自由にルーティングできる。
僕はちょっと変わったフェーダールーティングをするので、ここが重要。

■オーディオインターフェース機能
そもそもオプションスロットだったところにUSB / FireWireのカードが最初から取り付けられている仕様になったようです。
設定すればパソコンとケーブル一本繋ぐだけで最高32IN/OUTできます。
これはこれとして便利ですが、僕の使い方だとADATカードを早く出して欲しいところ。

■アサイナブルセクション
4本のロータリースイッチと8つのボタンそれぞれに、かなり自由度の高いアサインができます。
この組み合わせを3セット持てるのでよく使う機能をバンバン割り当てるのが迅速なオペレーションに繋がる、はず。

■その他
今風ってことでWi-Fi経由でiPadを使ってフェーダー操作をしたりできるのが、実はライブ会場において威力を発揮するのではないかと期待しています。
表で聴きながらステージの中にある卓を操作できるわけですから、行って戻ってのロスがなくなって良い感じです。
この機材の立ち位置としては、マニピュレータが使うというよりは小規模プロジェクトでのPA卓なんだろうなぁ。
とにかくまだ触り始めなので、次の現場までにしっかりと手に馴染ませようねば!