本日発売のBABYMETAL at 武道館2DaysのライブDVD/Blu-ray、宇佐美はマニピュレーターとしてサポートしております。
昨年の3月に行われたMC・アンコールなしの激走ステージングな1日目「赤い夜」、演出を盛り込んだ2日目「黒い夜」。
BABYMETALは「心・技・体」、歌とダンスと音楽で構成されています。
大きなステージを小さな3人が所狭しと駆けまわってオーディエンスを魅了していく様は観ていて圧巻です。
今では当たり前のスタイルとなりましたが、神バンドがフルステージをバックアップしたのはこの時が初めてですね("五月革命"が以前にありましたが、アルバム丸ごとという意味で)。
僕も彼らの背中でまさしくバックアップ、全力をかけました。
バラード曲「NO RAIN,NO RAINBOW」ではイントロセクションや全編のストリングスアレンジ、キーボード(ピアノ)などをやっております。
普段はあまりやらないピアノのプレイスタイル(弾きまくる!)だったので良い勉強にもなりました。
この二日間を機にBABYMETALの第一章は終幕、海外で修行するという第二章へ向かいます。
去年の夏〜秋のワールドツアーは正に武者修行の旅でした。
初めての国、自分たちのチーム、"旅をする"ということ。
ツアーというものに慣れている僕でさえ海外という場所での楽しさや難しさを感じたくらいですから、彼女たちにとってのそれは途方も無いことだったかもしれません。
そして見事に、見えない力と自信に変えて持ち帰った。
この吸収するパワーの源になったのは紛れも無くこれら二日間の武道館ステージと、そこに至るまでの彼女たちの軌跡があったからでこそ。
普段はステージ横からのサポートがこの時はバンドメンバーの更に後ろからのサポートでした。
つまり彼女たちの表情が分からない場所であったため、背中から全てを読み取らねばなりませんでした。
判断を委ねる・委ねられる状況もありましたが、どんなときでも自信を持って先へ進めたのはBABYMETAL・バンド、もちろんスタッフと築きあげてきたものが強固であったからなんだろうなぁと今でも思います。
これは僕にとって誇りです。
それはさておき、皆で作り上げたステージがこうして形となって多くの方に観て頂けることは嬉しいです。
BABYMETALは今週末さいたまスーパーアリーナで更に大きなステージに挑みます。
当日行かれる方は、ぜひ彼女たちの"表現者としての姿"の目撃者となってください。
その前にこのDVD/Blu-rayで心構えをしておくことをお薦めしますよ!
一日目のライブCDも出てますので「歌・音」でもお楽しみくださいませ。