2015年12月31日木曜日

2015 to 2016

年内最後のエントリーです。

昨年に引き続き、1月からざざっと振り返ってみようかと思います。
長いです。


【1月】
前年12月より始まったゴスペラーズ20週年記念ツアー "ゴスペラーズ坂ツアー2014〜2015「G20」"。
年明けは全66公演中の4本目、府中の森芸術劇場よりスタートしました。

大バコ、さいたまスーパーアリーナを目前にしたBABYMETALの場当たりでヘルプに入ったりも。
前年暮れより既に次のマニピュレーターさんに引き継ぎは終わっていましたが、立合いという形での参加でした。
(ただしバンドメンバーが入るリハーサルではなかったため、彼らと再会するのはこれより半年後)

世にも珍しい「マニピュレーター飲み会」が行われたのも1月でしたね。


【2月】
「G20」全力疾走中。
15本目・山口〜25本目・静岡まで。

勉強しにVAMPARK FESTを武道館へ観に行ったのも良い思い出です。


【3月】
「G20」全力爆走中。
26本目・沼津から34本目・中野サンプラザまで。

花粉も絶好調(絶不調)。
初・インコカフェ訪問。


【4月】
41歳の誕生日はゴスペラーズのリハーサルでした。
「G20」後半戦は35本目・中野サンプラザから39本目・新潟まで。
ツアー会場限定企画の「東京スヰート・オルゴール」のオルゴール用アレンジなどもやらせて頂きました。
オルゴール職人さんの凄さを体感しました。
ちなみにディレクターさんと職人さんに渡すためのデモ音源と譜面を作った時、雰囲気があったほうがいいかなと思いネジを巻く音から音楽が始まるという資料を作りました(笑)。

その他にツアーの傍ら、制作サポートでスタジオに入ることも増えた時期です。


【5月】
「G20」全力激走中。
40本目・鳥取から51本目・青森まで。

作曲サポート多め。
ゴスペラッツ「トンデバリバリ物語」レコーディングで「ひゃ〜」って弾いたり音色作ったり。


【6月】
「G20」全力奔走中。
52本目・岩手から60本目・名古屋まで。

今年のマイ・ベスト映画「はじまりのうた(BEGIN AGAIN)」を観たのもこのとき。
サウンドトラックは今でもいろんな手がかりや癒やしとして日々寄り添ってくれています。

この月は安岡氏ソロアルバム、Prizmaxさんシングルカップリング、Every Little Thingさんのアルバム曲それぞれに作曲や編曲で関わらせて頂きました。
スケジュールの都合でツアー先のホテルでアレンジ作業をやることが多かった気がします。


【7月】
「G20」沖縄にて全66公演を無事完走!
それぞれと個々に会うことはありますが、5人+バンドメンバーとはこの時で一旦「またいつか」。

6月から引き続き作編曲ものをやりつつ、ゴスツアーが終わってから間髪入れずにBABYMETALライブに戻りました。


【8月】
レコーディングもの大詰め。
一曲だけの参加だったのELTさん現場が「Everything」のアレンジもやらせて頂くことになり、BABYMETAL夏フェスの合間を縫って奔走しておりました。
伊藤さんの、一緒に歌いたくなるギターソロは勉強になりました。

BABYMETALサポートではドイツ二箇所のワンマンとUKの大型フェス「Reading and Leeds Fes」で去年ぶりに海外お仕事でした。
久しぶりに合う現地クルーもみんな変わらずで楽しかったなぁ。


【9月】
BABYMETAL、初の国内ツアー「BABYMETAL WORLD TOUR 2015 IN JAPAN」。
この月は各地のZeppを周りました。
ツアーならではの「ミリの精度を探求する感覚」はどこの現場でも楽しくてスリリングですね。

ストウ・バリ・ウサミ三人での「U.S.B.Tour ! 」の告知もされました。
実はこのとき一曲も出来てませんでした…(笑)。


【10月】
BABYMETAL JAPANツアー、Zeppシリーズがすべて終了。
それと平行しつつ安岡優ソロツアーへ。
安岡さんらしい愛に溢れるステージはバンドもお客さんも皆笑顔で過ごせる素敵な空間でした。
その後はU.S.B.Tour ! に向けての曲書き・アレンジに集中、曲が全て揃ったのはツアー初日の前の日でした。


【11月】
満を持しての「U.S.B.Tour ! 」がスタート。
九州〜東北まで全12箇所、楽しい楽しい三人旅でした。
パフォーマンスを兼ねてのマニピュレータープレイということでシーケンスの中でガチガチに作らず、自分の鍵盤やボコーダー、ボイストランスファーなどを使っていろいろとチャレンジさせてもらいました。
歳は行ってるけど新人バンド(笑)、これからも大の大人が真剣に音楽で遊んで行こうと思っておりますので、来年もまたよろしくお願いします!
なんだか流れでリーダーに任命されましたので、何か動きがあればお知らせいたしますね。


【12月】
BABYMETAL JAPANツアーの最終地、横浜アリーナ2Days、そして先日のCOUNTDOWN JAPAN参加。
今年のライブ納めはBABYMETALでしたね。


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うん、今年もライブな一年でございました。
U.S.B.というホームも持てたので、来年は更にいろんな方と一緒にお仕事できたらいいなぁと考えております。
来年の目標はU.S.B.名義でのCDかな!?
お仕事・プライベート問わずに新たな出会いがあったのも嬉しかったです。
これを一時的なものにせず、長く続けていけるように頑張らなきゃ!

今はとにかく新しい曲に全力を掛けています。
ライブ仕事をすると曲作りがしたくなり、曲作りをするときはライブの画を想像しています。
どちらも自分の音楽に必要不可欠なもの。
時間が許される限り、その中で生きていけたらいいなと日々強く思うようになってきています。
そうやって出来たものが聴く人、観る人に少しでも何かを残せたならこれほど幸せなことはありません。

今年も沢山の方に支えられ励まされここまでやってくることが出来ました。
本当に本当にありがとうございます。
そして来年もまた、よろしくお願いいたします!


宇佐美秀文

2015年12月23日水曜日

気がつけば

12月も後半ですね。

イベント事にそこまで興味を持っていないのでクリスマス感もゼロな今日このごろです。
とはいえこの1年が終わると思うと来年の自分のテーマを考えたりします。
仕事的なテーマはいろいろあるとして、プライベートな方としては「関係性を考える」です。
ネット社会、SNS文化の発達・広域化に伴う「情報との付き合い方」にここ数年思うことが増えてきていて、ここらで一度リセットしようかなと。
具体的には、書くことにひと呼吸おけるブログをもう一度メインにしてみようかなと考えています。
最近のブログエントリーは告知やお仕事ものばかりになっていたので、もう少しどうでもよいことを、一度頭のなかをきちんと巡らせてから書くというやり方に戻そうって感じです。
記録としてもしっかり残りますし。

さて最近は作業部屋に篭ってストック曲および嫁ぎ先がありそうな曲を頭を捻りながら制作しております。
年内になんとか規定数に達すれば良いのですが、なかなか道は険しいです…。

2015年12月14日月曜日

横浜アリーナ 2Days・WORLD TOUR IN JAPAN 終幕 / BABYMETAL

12/12・13の二日間はBABYMETALサポートで横浜アリーナでした。
今年のワールドツアーの集大成、ツアーファイナルです。

怒涛のステージングはいつもと同じように爆発寸前のギリギリをクール&キュートかつ熱く、初披露の曲もあったりで楽しかったです。
今回は演出の都合上イスに座ってシーケンス操作をしなければならず、いつものように身体でテンポを取りながら各種オペレートが出来ず結構大変でしたが無事終了できて一安心です。
二日目のエンディング映像では既発の来年4月のウェンブリー公演に加えニューアルバムとワールドツアー、そしてその終着地が東京ドームライブであることが発表されました。
僕は今のところ参加不明ですが、きっとまた素晴らしいステージになるのでしょうね!

今回、かなり久しぶり(一年以上ぶり?)に極一部を除いた映像部分のナレーションのミックスを担当しました。
声だけで聞いていると大丈夫でもBGMに乗せると潜ってしまったり飛び出したりするので声質を整えたり細かくボリューム調整したり、逆に言葉が乗ってくるところではBGMを引いたりと普段はやらないエンジニア的な作業ですが、大きな会場で観るお客さんの気持ちになって楽しみながらやることが出来ました。

BABYMETALはミュージックステーションやCOUNTDOWN JAPANなど、年内はまだまだ出番が控えています。
ぜひ楽しんできて欲しいですね。


2015年11月24日火曜日

「U.S.B.Tour ! 」Facebookページ開設 / U.S.B.

次の「U.S.B.Tour ! 」実現へ向けて、Facebookにページを立ち上げました。

https://www.facebook.com/usbtour/

「またやります!」と須藤さんも言ってましたし!
今後はそれぞれのサイトやSNSと平行してポータルサイトとして運用していこうと思いますのでチェックをお願い致します。


U.S.B.Tour ! でのセッティング / U.S.B.


MCでちらっと触れたりもしましたが、当初ステージでの並びはお客さんから見て左側から「宇佐美・須藤・バリK〜ん(U.S.B.)」になる予定でした…が、バリけんさんの利き耳が右で左に顔が向く、僕の利き耳が左で右側でステージ中とお客さんの声を聞くというところから「B.S.U.」という並びに。
とにかく須藤さんがお客さんエリアに突入するので(笑)その導線を確保しつつ僕たちのセッティング角度などを毎回調整しておりました。
 
 


僕のセッティングはこんな感じでした。

右側下段:YAMAHA EX-5 左側の音源用MBP用の鍵盤で、EX-5自体の音源は使っていません。MOTU Fastlane経由でMIDI接続。
 
右側上段・左:MacBook Pro シーケンス用。ソフトはPreSonus Studio One 3。
 
右側上段・右:Roland MX-1 隣のMBP用のオーディオインターフェイス兼ミキサー。「Bass'n Voice」「Welcome Home」などでのフィルターやディレイ、ロールなどのエフェクティブなプレイはこれを使って毎ステージその瞬間のフィーリングでやっていました。
個々に調整できるようにシーケンスから来るリズム・ウワモノ・コーラスなどをチャンネル分けして最終段のAW4416へ送ってます。
 
左側奥上:MacBook Pro キーボードで弾く音源用。ソフトはシーケンス用MBPと同じくPreSonus Studio One 3。右側のEX-5からコントロール。その日の気分や流れで音色や演奏内容も変えてました。また、お客さんと曲を作るセクションではシーケンサーとしても活躍しました。オルガン、ストリングス、エレピ、フルート、ドラム、シンセベース等々。
 
左側奥中:Roland VT-3 ボイス・トランスフォーマー。語弊がありますが、今回のボコーダーセクションのメインボーカル用機材。実際はAutoTuneモードで僕の声をキーボードやコントロール信号でリアルタイムに音階演奏させていました(ボコーダーとはちょっと原理が違う)。なので、基本的にはモノラル音声。「Border line」ではメガフォンモードでシャウトにデス感を持たせたりも。
 
左側奥下:MOTU 896mk3 音源用MBPのオーディオインターフェイス。AW4416経由でDJ・Bass・MCマイクの信号も送られ、REC出来る状態になっています。
 
左側手前・右:KORG microKORG XL+ ボコーダーとして使用。VT-3と併用してこちらは和音も鳴らせるハモり・コーラス隊としての役割りを持たせていました。「上を向いて歩こう」はシルキーな音色でボーカルパートを担当しました。
 
左側手前・中央:YAMAHA AW4416 トータルミキサー。MX-1、VT-3、microKORG、鍵盤、これら「宇佐美セクション」をひとまとめにしてPAさんへOUT。通例ですとリズムとウワモノ、その他など回線を分けてPAへ送りますが今回は潔くL・Rのみとしました。
 
左側手前・左:MACKIE MIX8 須藤さんと僕のMCマイク用ミキサー。演奏中のオンMCを聞き逃さないようにここから4416へモニター送り&PA OUT。バリけんさんのマイクはオンMCがないので直でPAさんに取ってもらいました。

モニターはイヤモニを使って4416のサブチャンネルにモニター専用のフェーダーを用意して3人の音を自分の好きなバランスで聞いていました。
「Dream Girl」や「上を向いて歩こう」ではバリけんさんのリズムが大事なのでDJ大きめとか、自分の鍵盤やボコーダーなどは基本大きめ、など。
須藤さんの音は実音がすぐ横から聞こえるのでよほどシビアな会場以外では基本的に耳の中は小さめにしていたと思います。

ちなみに最初の7本、岡山〜福岡まではレイアウトが逆でした。
 
お客さまや観に来てくれた関係者の方から「もっとパフォーマンス(歌っているところ)が見えたほうが良い!」とのアドバイスを受け、仙台以降に前述のレイアウトに変更しました。
リアルタイムなオペレーションという意味ではかなり大変になったのですが、最終的には慣れたかも…慣れきれなかったかも(笑)
この辺は次の機会が訪れた時に再考しようと思います。

2015年11月23日月曜日

OzzFest Japan 2015 / BABYMETAL

昨日の11/22 OzzFest Japan 2015 二日目、BABYMETAL本番終了いたしました。

Zeppシリーズに引き続きマニピュレーターとしてサポートに入っておりました。
ワンマンとフェス、それぞれの楽しさがあって今回も熱いステージとなりました。
お疲れ様でした〜!

2015年11月22日日曜日

「U.S.B.Tour ! 」ツアー終了いたしました! / U.S.B.Tour !

今月1日から始まった「U.S.B.Tour ! 」。
岡山・名古屋・大阪・広島・熊本・大分・福岡・仙台・福島・東京・静岡そして神奈川は横浜と、全12公演が先日18日を以って終了いたしました。

まずは各地でお集まりいただいた皆さま、本当にありがとうございました!
ライブの最後の1ピースにして一番重要なオーディエンスというセクション、素晴らしいお客様たちに参加して頂けて本当に嬉しかったです。

「ベース、DJ、マニピュレーターの3人でライブって、なに演るの?」
ツアーの告知後いろんな方から言われたこの言葉、自分たちもリハーサルに入る直前まで「何が出来る?」状態でした。
須藤さんと言えば日本を代表するFusionベーシスト、DJバリK〜んさんはHiphop・R&Bを軸に幅広いClubサウンドを得意とするDJ、そして僕は雑食の作編曲&シーケンサーオペレーター(マニピュレーター)。
特に普段は裏方としてライブサポートをする僕がオンステージで何をするのかがツアーのカラーを左右すると思い自分なりに考えた結果、ボコーダーやAutoTuneを使ったボーカルパフォーマンスとリアルタイムREC&プレイバックでのソロ、EDMアプローチ的なエフェクトプレイ、あとはちょっぴり鍵盤演奏という形で挑むことになりました。
バンドとしての方向性はクラブサウンド寄りの何でもありな感じで、須藤さんがツイキャスなどでも言っていましたが「新しい形のFusion」にまとまったのではないかと思います。

僕だけに留まらず、今回の旅は三人共にチャレンジの連続でした。
須藤さんもエフェクターを駆使してベースでシタールやストリングスの音を奏でたり、お客さんからお題をもらってループ曲を作るセクションではバリさん&須藤さんが大活躍!
僕も脳みそフル回転でトラックをビシバシ作ったりしてました。
仙台公演以降はお客さんの声もRECして使ったりと、なかなか面白いコーナーになったのではないかと思います。
僕も後半からはセルフカバーの「Border line」ではメガフォンエフェクトでシャウトしたりと(笑)好き放題やらせていただきました。

千秋楽で須藤さんが「またやります!」と公言しましたので、いつになるかはまだ分かりませんが必ずまた三人で旅をします。
打ち上げでも次の構想がいろいろと出ましたので楽しいショーになるはずですよ!
その時までU.S.B.は一旦解散、です!




以下、今回のセットリストです。
 

"U.S.B.Tour ! " Setlist 2015.11.01~18


M00 Opening
    Produced by DJ Barricane

M01 About Us
    Produced by Hidefumi Usami
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Beatmaster and Turntable : DJ Barricane
    Vocoder and Other Instruments : Hidefumi Usami

M02 Bass'n Voice from 須藤満「Waking Up ~Remember the day, 2011~」
    U.S.B. Version is Produced by Mitsuru Sutoh
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Beatmaster & Turntable : DJ Barricane
    EFX Play : Hidefumi Usami

- - - - - M C - - - - -

M03 I know
    Produced by Hidefumi Usami
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Turntable : DJ Barricane
    Vocoder and Other Instruments : Hidefumi Usami

M04 Welcome Home from 須藤満「Waking Up ~Remember the day, 2011~」
    U.S.B. Version is Produced by Mitsuru Sutoh
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Beatmaster and Turntable : DJ Barricane
    EFX Play : Hidefumi Usami

M05 Dream Girl from The Gospellers「Dream Girl」
    U.S.B. Version is Produced by U.S.B.
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Beatmaster and Turntable : DJ Barricane
    Keyboard : Hidefumi Usami

M06* 北極星 from The Gospellers「a Cappella」
    U.S.B. Version is Produced by Hidefumi Usami
    Bass, Sitar, SynthStrings: Mitsuru Sutoh
    Beatmaster : DJ Barricane
    Vocoder and Other Instruments : Hidefumi Usami

- - - - - M C - - - - -

M07 SEQUENCE SHOW
    Performed by U.S.B.
    ...and 仙台・福島・東京・静岡・神奈川のお客さま!

M08 Club バリK~ん mini
    Performed by DJ Barricane

M09 As You Like It
    Produced by Mitsuru Sutoh and Hidefumi Usami
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Turntable : DJ Barricane
    Vocoder and Other Instruments : Hidefumi Usami

- - - - - M C - - - - -

M10 Painful Heart from SLAPxSLAP「Hit and away」
    U.S.B. Version is Produced by Mitsuru Sutoh
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Turntable : DJ Barricane
    Vocoder : Hidefumi Usami

M11 LIKE THAT - Put Your Hands Up -
    Produced by Hidefumi Usami
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Turntable : DJ Barricane
    Vocoder and Other Instruments : Hidefumi Usami

M12 Hot Rod from 須藤満「Waking Up ~Remember the day, 2011~」
    U.S.B. Version is Produced by Mitsuru Sutoh
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Turntable : DJ Barricane

M13* Border line from 安岡優「バラードが聴こえる」
    U.S.B. Version is Produced by Hidefumi Usami
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Turntable : DJ Barricane
    Vocoder and Other Instruments : Hidefumi Usami

- - - - - M C - - - - -

M14 U.S.B.
    Produced by Mitsuru Sutoh
    Bass and Other Instruments : Mitsuru Sutoh
    Beatmaster and Turntable : DJ Barricane
    Vocoder and E.Sitar : Hidefumi Usami

= = = Encore = = =

EN1** 上を向いて歩こう from 須藤満「Waking Up ~Remember the day, 2011」~
    U.S.B. Version is Produced by Mitsuru Sutoh
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Turntable : DJ Barricane
    Vocoder : Hidefumi Usami

EN2 Dance with you
    Produced by Hidefumi Usami
    Bass : Mitsuru Sutoh
    Beatmaster and Turntable : DJ Barricane
    Vocoder and Other Instruments : Hidefumi Usami


*  宇佐美が作編曲した提供曲のセルフカバー
** 名古屋公演以降に追加


非常に私事ですが。
僕が「音楽楽しい、やりたい!」と思い始めた中学生の頃、当時大好きでやりたかったFusionバンド結成はロックバンドブームの世の中において実現出来ませんでした。
その結果、キーボード(自分)以外のパートをプログラミングして一人で曲を作り始めたことが現在の作編曲やマニピュレーター業に繋がっています。
結局自身のバンド経験がないまま業界に入り、サポートとしていろいろな方とお仕事させて頂いている現状だったのですが、そういった意味で今回の「U.S.B.Tour ! 」は初めての自分のバンドでした。

そして音楽に目覚めた当時に「こんなバンドをやりたい」と思って聴いていたベーシストが須藤満、その人だったというのは何かの縁を感じずにはいられません。
大好きで刺激的な先輩ミュージシャンお二人と一緒に旅が出来たこと、本当に幸せでした!
大人が真面目に音で遊ぶ、そんなステージ。
次は何をしよう?
今から楽しみです!

2015年11月19日木曜日

安岡優ソロツアー”バラードが聴こえる"

安岡さんのソロアルバム「バラードが聴こえる」を引っさげて、3年ぶりのソロツアーが行われました。

10月20〜21日に東京・Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE、10月24日に大阪・Billboard Live OSAKA、そして10月25日に愛知・名古屋ブルーノートにて千秋楽と、それぞれの会場で2ステージずつ計8公演を駆け抜けました。
安岡さんの言葉に対する想い、それを歌に乗せることへの想いがひしひしと伝わってくるライブでした。
僕たち安岡バンドもそんな想いを音に乗せてお届けできたのではないかと思います。

嬉しかったのは、MCの時に安岡さんが「ソロアルバムは僕の名義ではあるけれど、僕はこのバンドのデビューアルバムのようにも思っている」とおっしゃったこと。
そんな風に感じてくれる安岡さんだからこそ、僕たちもいかに素晴らしい音楽に昇華出来るかというところに尽力できたのではないでしょうか。

この旅の続きをまたいつか、同じメンバーでやりたいと言ってくれてましたので、今からそのときを楽しみに待とうと思います!



2015年11月16日月曜日

「U.S.B.Tour ! 」 / U.S.B.

須藤満(Bass)・DJバリK〜ん(Turntable)・宇佐美秀文(Manipulator)という異色トリオで11月1日よりツアー中でございます!

全12公演のうち既に11公演が終わり、残るは明後日18日の横浜千秋楽のみとなりました。
ここまでバタバタが続いてしまいブログもすっかり放置状態に…(毎日更新している須藤さんはすごい!)。
今回のテーマはとにかく「三人旅」!
三人で何から何までやってます。
機材の運搬からセッティング、本番(これは当然か)、それに…まで!
特に最初の7本は毎日違う土地で連日ライブでしたので、移動の間は前の日の本番音源を聴きながら「どうやったらもっと良いライブになるだろう?」をひたすらミーティングしておりました。
本番が終わればこれまた三人でご飯&飲みに出て、そこでも反省会と次のトライのミーティング。
寝ているとき以外はずっとこんな感じです。

それだけ今回の組み合わせやライブの内容が他にあまりない(ある種実験的な)ものなんだなーと思います。
そしてなにしろ新人バンドですので(笑)目下のところ一番の課題は動員数をいかにして増やすかというところですが…あ!もうあと一本で終わる!!
とはいえ、色んな場所で仕事仲間が観に来てくれて普段フロントに立つ人ならではのアドバイスを頂いたりお客さまの声を反映したりと、日々バージョンアップを繰り返しております。

今回お越しいただいたお客さまから口コミで広がっていくような、そんなツアーになったらいいな〜なんて思いつつ最終公演も全力で挑もうと思います!



「バラードが聴こえる」/ 安岡優

10月21日にゴスペラーズ安岡優さんの初ソロアルバム「バラードが聴こえる」が発売になりました。

安岡バンドが全面参加!
僕はロックな「Border line」の作編曲および哀愁な「あなたのせいさ」の編曲をしております。
(ちなみに「Border line」ではサビのコーラスにこっそり参加しております)





2015年10月17日土曜日

「WORLD TOUR 2015 IN JAPAN」Zeppシリーズ終了! / BABYMETAL

9月16日から始まったBABYMETAL初の国内ツアー、Zepp Namba・Zepp Sapporo・Zepp Fukuoka・Zepp Nagoya・Zepp DiverCity Tokyoの5箇所8公演が本日の東京公演で無事終演しました!

Zeppホールは作りやシステムが共通しているのが特徴ですが、それぞれのホールが出来た時期の違いなどによって出てくる"音の味わい"によって低域や高域の聞こえ方に特徴があって面白かったです。
僕はリハーサルの時にお客さんのエリアに降りて行ってその日の「身体でPAシステムからの音を受けて聞こえる音・バランス」とステージ上の自分の場所での「イヤモニ内で聞こえる音・バランス」の差異を確認するようにしているのですが、このZeppのシステムによって会場ごとの微妙な差を感じることが出来ました。
最終的な音作りやミックスはPAエンジニアさんに委ねられているのでとにかく演者側(僕のシーケンス含む)は元になる自分の出音に責任を持つ…というところで僕の担当パートに限っては絶対に毎回同じものになるので判断材料にはうってつけでした。
シーケンス内でのミックスがPAさんによって変わっている場合でもその前の段階の音は自分の中で確認できるので差分修正して判断することが出来ます。
ちなみに、老舗のZepp Sapporoが特に他と違って聞こえ、それ以外は多少の誤差を感じつつも基本的にはほぼ同じ印象でした。
もちろん当日の自分の体調や気温・湿度などによって聞こえ方は違ってくるのでなんとも言えない部分も多いのですが、共通システムという意識を持って聞いてみることで見えることも多かったので勉強になりました。

ツアーでは空き時間にその街を散歩するのが通例の僕ですが、今回もあちこち見て回れて楽しかったです。
土地土地のお客さんの雰囲気も少しずつ違っているのもツアーの醍醐味ですね。
その時の反応によって曲間のマネージメントを変えていったりする楽しさ&スリルもツアーバージョンとして毎回真剣です。
ツアーが始まった時のエントリーにも書きましたが、その日にしか来られない方にとっては8本のツアーでも1/8ではなく1/1、つまり100%それしかありません。
複数回見に来られるとしてもまったく同じ状況というのはまずありえませんからやはり1/1・100%それだけなんです。
ですから僕も100%全力のステージをしっかりと、ダレたり慣れたりすることなく緊張感を持って8ステージ繰り返すことに専念しました。

WORLD TOUR IN JAPANとしては12月の横浜アリーナ2Daysが最終地、少し期間が空きますがこちらも楽しみですね。
お客さん、チームBABYMETAL、皆さん楽しんできて頂きたいです!





––––– ここからはおまけ・ほんのりと僕のお仕事の裏話 –––––

曲間のマネージメントやシーケンスデータのオペレートは勿論のことですが、実は本番中のほとんどは「今もしトラブルやイレギュラーな事態に陥ったらどうするか」に意識を割いています。
同期(シーケンス)を扱う楽曲ではデータにトラブルがあると分かりやすく「あれ、なんかおかしいぞ?」という状況になります。
聞こえるはずのパートが聞こえない(出てない)、演奏隊とのタイミングがずれてる、酷い時は曲が始まらない(!)等々…往々にして酷いことになりますので、無事に曲がスタートした以降は想定できるあらゆることを考えながらバックアップ用の機材で随時スタンバイするのです。
僕が本番時のシーケンスパート再生でメインに使っているALESIS ADAT HDはこの15年で一度もトラブルになったことはなく絶大な信頼を置いていますので(勿論油断してはいけませんが)基本的にはイレギュラーに対して集中することになります。

曲中、ここはテンポがズレがちとかお客さんの反応によって次のアプローチが変わりそうなど予想しやすいポイントに関してはセクションのループを組んだり半拍〜一拍ずらしたデータを裏で準備して、そのセクションが問題なく終わったら次の準備をするという繰り返しを行っています。
オンステージになることが少ないので伝わり難いですが、僕が本番中に忙しそうに何かしている場合は大体がこれ…かもしれません(笑)
いやいや、シーケンス内での抑揚を付けたり(ストリングスなどはよくやってます)他のプレイヤーやシンガーとのアンサンブルでリアルタイムに違うシーケンスを再生させたりもやっとりますよ!
でもシーケンスパートを任されている身としては何かがあったときに「機械だから」で済まされないと思っていますので、そうならないように最大限出来ることにトライすべきと考えています。
サイズが変わるといったイレギュラーに「機械だから」出来ないと思われるのも嫌だなぁ。
そのために人間がオペレートしているわけですから、とにかく保険として機能すべく毎回気合入れて臨んでおります。

…が、それでも道は険しく長い。
それなりに長くやらせて頂いていますが、まだまだ頑張りが足りないなぁと思うことも多いです。
「楽しい」には「苦しい」も内包されています。
実はZepp DiverCity Tokyo一日目は、一曲目が始まった瞬間にバックアップ機がトラブって全曲立ち上げ直しを必死にやっていたりしていました(全然バックアップにならん!)。
他にもZeppシリーズ最終日の今日はそれまでと少しだけ違う演出があり、そこに対してリアルタイムにトライする瞬間が訪れたりで抜群の緊張感の中でプレイ出来ました。
同じ瞬間は二度と訪れない、だからこそライブは楽しい!

明日からは別プロジェクトが本スタートです。
そちらにも全力投球してきます!

2015年10月1日木曜日

「Lonely summer days」/ PrizmaX

昨日9/30にPrizmaXさんのニューシングル「Lonely summer days」がスナップ盤・クラップ盤・シェイク盤と3種類展開でリリースされました。

今回僕はクラップ盤カップリングの「If you」で作編曲&コーラスアレンジで参加しております。
爽やかポップスでございます!
サポートギターはN.A.O.ちゃんの「All right」ぶりになる藤岡幹大さん。
爽やかさん担当としてバッキングしていただきました。

楽曲ごとに見せる表情が異なるPrizmaXさん、今回のシングルそれぞれで新しいフィールドを開拓されています。
ライブも楽しそう〜。
ぜひチェックしてみてくださいね!

2015年9月23日水曜日

12th Album「Tabitabi」 / Every Little Thing

Every Little Thingさんのニューアルバム「Tabitabi」が本日リリースされました。

今回、収録曲「MY LIFE」「Everything」二曲のアレンジで参加しております!
「MY LIFE」作詞・作曲はMONKEY MAJIKさん、「Everything」作詞は持田さん&作曲はお馴染みの多胡邦夫さんです。

アレンジにおいてはそれぞれの曲の歌詞、持田さんの歌の世界観、伊藤さんのギターの音色(ねいろ)から呼ばれるように音を紡ぐことが出来ました。
例えば「MY LIFE」ではサビの中に飛行機のナビゲーションライト(主翼両端や尾翼でチカチカしているアレ)をイメージした音を入れたり、「Everything」では歌詞のストーリーにシンクさせた一拍ブレイクをしてみたり。
ギタートラックに関しては僕が敷いたガイドラインを基に伊藤さんとやりとりしながらブラッシュアップ出来たので自然とELTサウンドになったのではないかと思います。

「旅」がテーマの今作、素敵なアルバムです。
ぜひチェックしてみてください!

2015年9月17日木曜日

"WORLD TOUR 2015 in JAPAN" スタート / BABYMETAL

BABYMETAL「WORLD TOUR 2015 in JAPAN」が始まりました!

昨日、今日の大阪Zepp Nambaを皮切りに札幌・福岡・名古屋・東京と5都市を巡ります。
実は国内ツアーは今回が初めてということですが、タイトルにもあるようにワールドツアーの中での日本編というのがBABYMETALらしさが出ているなぁと思います。
僕も夏から引き続きシンセ等々のオペレーターとしてバンドサウンドに参加しております。

今回は全8公演、集まってくださるお客さんにとってライブはその時限りの1/1ですから、僕らも全力の1/1を8回やりきってこようと思います!

2015年9月3日木曜日

U.S.B.Tour!

お知らせです!

須藤満(bass)
DJバリK〜ん(turn tables)
宇佐美秀文(manipulator)

ちょっと不思議な組み合わせのこのトリオで11月にツアーいたします!
ツアータイトルは「U.S.B.Tour!」、日本のあちこち12箇所を巡ります。

11月1日(日) 岡山・MO:GLA
11月2日(月) 名古屋・BL cafe
11月3日(火祝) 大阪 高槻・MUSIC SQUARE 1624 TENJIN
11月4日(水) 広島・HIROSHIMA BACK BEAT
11月5日(木) 熊本・Django
11月6日(金) 大分・CANTALOOP II
11月7日(土) 福岡・Pleiades(プレアデス)
11月9日(月) 仙台・LIVE HOUSE enn 3rd
11月10日(火) 福島・AREA 559
11月11日(水) 東京 六本木・Bee Hive
11月13日(金) 静岡 浜松・Merry You
11月18日(水) 横浜・7th AVENUE

各会場の料金・時間・問い合わせ先などの詳細に関しては須藤さんのウェブサイト(Scheduleのカレンダーから参照できます)及び各ライブハウスのサイトでご確認ください。

一体どんな内容になるんでしょうね〜?
お楽しみに!

2015年8月31日月曜日

BABYMETALワールドツアー終了! / BABYMETAL

ドイツ二箇所のワンマンとイギリス2箇所のフェス、無事に終了いたしました。

5月から始まった今年のワールドツアー、僕は後半戦からの参加で久しぶりの海外ライブでしたが今回も楽しい現場となりました。

ドイツではフランクフルトとベルリンでのワンマンライブ。
開場前に「少し空調寒いかも」と思っていたステージが本番が始まるなりお客さんの熱気で汗が止まらない状態となりました(笑)
終演後も興奮冷めやらぬ皆さんの笑顔やBABYMETALコールを見ながらの機材撤収という、最後まで楽しい時間となりました。

イギリスでは「READING AND LEEDS FESTIVALS」の、なんとメインステージでのアクト!
日本のサマーソニックのモデルとなったロック・フェスだそうです。
僕たちは両日とも1番手でしたが、フェスという沢山のバンドが出る特性上客足がバラつきやすい状況にも関わらず視界が人の頭で埋まるほどのオーディエンスが興味を持って集まってくださいました。
初日Readingの時に、最初は見えていた芝生がみるみるうちに消えていく様を見ていて、「あぁ、これは去年のSonisphereとまさに同じ状態だ」と思い出し、みんながガンガン頭を振っている中でちょっと泣きそうになったりしてました(笑)

SU-METAL嬢の言葉を借りるならば「なんじゃこりゃ!?」で足を止め、それがライブが進むにつれ「なんだこれ、面白いかも?」の顔になっていく。
そして段々と笑顔が咲いていく。
フェスは自分から参加していくお祭りですから、音楽に楽しませてもらうのではなく音楽を楽しもう!という音楽的なオーディエンスが多く集まる場所だと思っています。
そんな方々がその場を離れることもなく見守っていてくれたということは、少なからず興味を持ってくださったはず。
願わくば「面白かった、次も観てみたい!」になっていてくれたならと思います!

僕は半年以上ぶりの彼女たちのサポートになりますが、しばらく会っていない間に本人たちはもちろんのことバンド、スタッフクルー、つまり「チームBABYMETAL」という個のレベルがぐんと上がっていると感じました。
クルーの一人が冗談めかして言っていた「海外ライブでも、日本のどこかに飛行機に乗ってライブしに行く感じくらいに普通のことになってる」というのが印象的でした。
僕はことあるごとに「いつも通り、同じ最高を繰り返す」という言葉を使っていますが、物怖じもせず堂々とステージに立つ彼女たちとそれを支えるチームは既にその域に達していたのですね。
僕もその一員としてこれまで以上に尽力せねばと感じました。

ライブは生き物です。
どれだけ準備していてもいざ本番となったときに何が起こるかは分かりません。
僕の担当パートはともすると「決まったことしか出来ない」と思われがちですが、それを状況に合わせて柔軟に対応していくために僕が入っています。
だから何があっても安心して背中を任せて、堂々としたパフォーマンスでお客さんを魅了して欲しいという話を改めて彼女たちに伝えました。

ライブは信頼感でもあると思っています。
素晴らしいアーティスト、ミュージシャンを観に集まるのは素晴らしいオーディエンス。
素晴らしいオーディエンスの心を満たせるように演者、スタッフは素晴らしいパフォーマンスで応える。
一年ぶりに会った海外クルーとも、まるで昨日会ったかのように挨拶を交わし行動できるのも去年のワールドツアーがお互いに良い影響を及ぼし合っていた証拠のような気がしました。
今年はクルーにも新メンバーが加わり、短い時間ではありましたが一緒に過ごす中でいつの間にかチームになっていた。
なんだかシリーズ物の映画かマンガのようですが(笑)、これからどんどんチームも大きくなっていくのではないかと楽しみです。

BABYMETALはこのあと9月から、いよいよ初の日本ツアーが始まります。
ぜひぜひ彼女たちには楽しんでいただきたいですし、集まってくださる皆さんにはもっと楽しんでいただきたい。
来年にはイギリス・ウェンブリーアリーナ(!)でのワンマンライブも決まりました。
僕がそこにいるかどうかは分かりませんが、最高のステージを今から楽しみにしています!

2015年8月23日日曜日

APOCRYPHA - THE RED MASS - II & - THE BLACK MASS - II / BABYMETAL

BABYMETALメンバーズプロジェクト「THE ONE」限定ライブが8/20 TSUTAYA O-EAST・8/21 新木場 STUDIO COASTにて開催されました。

SUMMER SONICに引き続き今回もサポートしてきました!
初日は女性限定でドレスコード「ツインテールもしくはポニーテール」・二日目は男性限定でドレスコードが「コープスペイント」ということで、それぞれ普段のライブでは観られない光景が広がっておりました。
ビジュアル面以外にも歓声やコール&レスポンス、空気感など男女でこれだけ違うものなんだな〜と驚きましたが、熱量はどちらも凄かったです!

僕もきちんと赤ミサでは髪をポニーテール、黒ミサではコープスペイントをしましたよ。
映画「バットマン・ダークナイト」のジョーカー(故・ヒース・レジャー)をイメージして自分で書き書きしてみましたが、周りの人に結構それをわかってもらえて嬉しかったです(笑)
(「怖いっ」と言われましたけど…)

ギターの神からやたらと"来日感が凄い"と言われたのが思い出となりました。



来日感

SUMMER SONIC 2015 / BABYMETAL

8/15はサマソニ東京 at 幕張メッセ、8/16はサマソニ大阪 at 舞州と、今年も二日間BABYMETALサポートで本番でした。

BABYMETALは4年連続、バンドを率いてからは3年連続の出場ですね。
今回も入場規制がかかるほどの盛り上がりでした!
大阪では野外ステージでしたがライブ後半戦で突然の雨に降られつつも、まるでそれが演出かのようなパワフルな歌・ダンス・演奏になりました。
フェスに強いと言われるBABYMETALですが今回も沢山の人の記憶に残るステージを作れたのではないかと思います。
ワンマンライブとは違い、段々とその場に居合わせたオーディエンスが彼女たちの"気"に飲み込まれていく様を袖から観られるのはフェスの醍醐味ですね。

毎年SUMMER SONICが終わると夏が終わった気になってしまいますが、今年もやりきった感が出たな〜。
完全燃焼でございました!


安岡優ソロライヴ2015「41(よい)知らせ」Mt.RAINIER HALL SHIBUYA PLEASURE PLEASURE / 安岡優

8/5はゴスペラーズ安岡氏のお誕生日でした。

そうつまり、今年もやりましたソロライブ!
同じ1974年生の安岡さん、41歳ということで"良い知らせ"を持って我々安岡バンドと共に2ステージをお届けしました。
今年で3回目、今回もマニピュレーターとして参加しておりました。


■41知らせその1・安岡優ソロアルバム発売決定!

これまでにも著書「架空の主題歌」のボーナスCDや配信などでオリジナル・ソロ楽曲をお届けしてきましたが(楽曲提供や全曲アレンジなどで僕も全面参加しております)、この度ついにオリジナルアルバムがリリースされることになりました!
安岡さんご自身からインフォメーションがありましたが、僕ら安岡バンドが全面参加しております。
少しずつ情報の公開があるかと思いますので楽しみに待っていてくださいね。

アルバムタイトルは「バラードが聴こえる」10月21日発売予定です!


■41知らせその2・ソロツアー決定!

そしてこのアルバムを引っさげて、その名も「安岡優ソロツアー"バラードが聴こえる"」が行われます!
一体どんなライブになるのか今から楽しみです。
安岡さんを筆頭にお酒大好きなバンドですので、そっちも今から楽しみです(笑)


さてさてそんなお知らせもありつつ、今回もお客さんと一体となった素敵なステージとなったのではないかと思います。
中でも先月に大団円を迎えた「G20ツアー」に入りきらなかった曲から選ばれた「ひとりぼっちのG20メドレー」は演っているこちら側も楽しかったですね〜。
ロック大好きな安岡さんのオーダーもあり、メドレー最後のアカペラ曲はシンフォニック・メタル要素も入れたバンドアレンジをしてみました。
(「G20」ツアー最終地の沖縄のホテルで僕が部屋に篭ってやっていたのがこのアレンジでした!)

ゴスペラーズメンバーによる各人のソロ活動というのはソロでありながらしっかりと5人の繋がりが見え、その度にグループとしての結束力を感じることが出来ます。
それぞれのエッセンスがハモってゴスペラーズは成り立っている、ソロで立つ安岡さんの背中を見ながら改めて感じたライブでもありました。
つまり、ソロツアーが楽しみ=今後のゴスペラーズが楽しみ、なのです!

兎にも角にも、安岡さんお誕生日おめでとうございました!





ちなみに当日はバオバブの木のような髪型にしてみましたが、今回の立ち位置はお客さんから見えない場所でした(泣)

2015年7月30日木曜日

APOCRYPHA - Only The FOX GOD Knows - 渋谷O-EAST 2Days / BABYMETAL

本番のサポートとしては昨年11月のロンドン公演以来、実に8ヶ月ぶりにBABYMETALのライブサポートにマニピュレーターとして参加しました。

MC無し、ノンストップで駆け抜ける怒涛のステージは変わらずスリリングで楽しかったです。
今年に入ってからますます勢いを増しているBABYMETAL、今後も楽しみですね。

これを機にこちらのブログに辿りつく方もいらっしゃると思うので、こちらから「マニピュレーターとはなんぞや?」のもやもやを晴らして頂ければと思います。

加えてライブでのお仕事はこの辺りのエントリーから流れで読んで頂けるとなんとなく分かるかもしれません。


ありがたいことに最近は楽曲提供やアレンジお仕事で忙しく奔走しております。
先日大団円で終幕したゴスペラーズツアー、沖縄千秋楽から帰ってきてそのままBABYMETALへ雪崩れ込み、なんとか2Daysを無事に終えることが出来ました。
ここからまた別現場も始動してますので気を抜かずに走りまくります!

2015年7月25日土曜日

ゴスペラーズ坂ツアー「G20」完走! / The Gospellers

久しぶりの更新です。
長文です。

ちょうど一週間前の7月18日に、昨年12月21日から始まったゴスペラーズの20周年ツアーが沖縄の地で千秋楽を迎えました。

全都道府県・全66公演というゴスペラーズ史上最長のツアー、今回もバンドメンバーの一員として帯同させていただきました。
ライブに生きるゴスペラーズですから20周年のありがとうを皆さんに直接伝えるべく沢山の歌とともに日本中を駆け巡り、さながら旅芸人のような素敵な7ヶ月でした。

僕は1998年にスタッフとして参加、2000年からはバンドメンバーとしてライブだけではなくメンバーの曲作りにもサポートとして参加させてもらっています。
もう何百回、ヘタしたら1000回近く?いろんな所でいろんな景色を観てきました。
これだけ長い間一緒にいてもなお、彼らの音楽愛や"音楽を愛する人々を愛す"姿勢に新しい発見や喜びをもらっています。

20年という数字は改めて凄いですよね。
参加スタッフにもとうとう彼らのデビュー時に生を受けた人が現れたり、ファンの方の中にはもっと若い世代もいることでしょう。
3世代でライブを観に来ました!というお手紙を頂くことも多くなってきました。

歌は紡がれ、伝わり、繋がっていく。
エバーグリーンという言葉がありますが、ゴスペラーズと共にいるとそれを感じる瞬間が何度もあります。

2011年の東日本大震災の日、僕らは都内でライブのリハーサルをしていました。
そのツアー中にやむを得ない事情で延期となった佐世保と福岡の振替公演にして実質的な千秋楽、やろうと思えば出来る状況でしたが再延期の決断がくだされました。
断腸の思いだったに違いありません。
こんな時だからこそ、歌の力を!という声もあったでしょうし、それは僕らも思っていましたが、被害の大きさを目の当たりにしたあの時の気持ちを持ったままステージに臨むことは本当に難しかったと思うのです。
この一件に限らず、これまでの20年の間に起こったいろいろなことに彼らは常に心を傾け、痛ませ、喜びながら活動を続けてきているのを僕はよく知っています。
今回の千秋楽となった沖縄でも台風の影響でツアートラックや自分たちが辿り着くかという心配もありながら、何よりも台風により被害を被った土地の人々のことを彼らは考えていました。

そんな彼らだからこそ、人の心に寄り添う歌が歌えるのでしょう。
老若男女問わず彼らのライブを楽しむことが出来る秘密はそこにあるのだと思います。
真面目もおふざけも全力で、プライベートで遊んでもらうことも多くなって久しいですが、とにかく一緒にいて心が豊かになる方々です。
今回も日本中飛び回って色々なことがありましたね〜(笑)

ツアー折り返しの後半戦辺りからは僕は飲み参加率が下がってしまいましたが、「宇佐美、忙しそうだな!」と嬉しそうに応援してくれて随分とパワーをもらいました。
何しろ業界入りたての右も左も分からなかった僕が分からないままゴスペラーズのマニピュレーターになった行程を見ているわけですから、楽曲提供やアレンジ、他のアーティストさんのライブサポートをするようになった今の僕を(年齢はさほど変わりませんが)父親のような感じで見てくれている気がします。

これからも彼らはあの5人で歌い続ける、ハモり続けるはず。
これだけやってもまだやり足りない、その軌跡を追っていけたら幸せだなと思います。


改めて、ゴスペラーズの皆さん20周年おめでとうございました!
これからも沢山の歌を響かせてください!







…で、沖縄では飲み過ぎましたね(笑)

2015年5月16日土曜日

グレーゾーン

この間乗ったタクシーで運転手さんから興味深い話を聞きました。

無線を合法的な手段で聞くのは問題ないが、それを誰かに話した瞬間に違法となるとのこと。
なるほど、聞くこと自体に引っ掛かりを感じなくはないですが、それを自分の中だけで留めておく分には誰にも分からないわけですから問題にはならないと…。

昨年は海外でのお仕事が多く、いわゆるFamcamと呼ばれるお客さんによるライブの録音録画に関する話題が身近にある状態でした。
お国柄、それを良しとする(或いは対処しきれないので黙認、放置する)ケースは少なくないようですが、主催側がはっきりと撮影NGを表明しているところでも依然減ることはないようです。
こと日本に関しては撮影OKがレアケースというくらい、開演前には必ず注意事項としてアナウンスが入りますね。

このグレーゾーンに僕が何故しっくりこなかったのかが今回の運転手さんのお話でようやく分かりました。
そのブツを、自分の枠から外に出してしまうという行為・意識に「アウト!」を感じていたんだなと。
バレなきゃOKという問題でもないと思いますが分からなければこちらが知る由もないので、そこは一旦横に置いておくとして…形はどうあれ"外に撒く"行為に及んだ時点でグレーから黒になるわけです。

撒く意識、それを探す意識。
検索したらあっさり出てきてしまう程になってしまった情報の軽さ、それを「その程度のものだから」と思ってしまう意識の軽さに少なからず危機感を感じます。

意図せぬ情報流出を回避し、その上で皆が楽しめる環境になるためには、一体どんな方法が良いのでしょうね。

2015年5月8日金曜日

きっかけは

一本の電話。

ディレクターさん(以降「D」)「宇佐美くん、いま大丈夫?」
宇佐美(以下「宇」)「はい、大丈夫です」
D「宇佐美くんて自分で曲書いたりしてるんだよね?」
宇「はい、歌ものは最近始めたばかりなのでまだまだ勉強中ですけど」
D「打ち込みしたりシンセ持ったりしてるんだよね」
宇「はい」
D「じゃ、☓☓日に◯◯が作曲するんだけど、マニピュレーターやってくれない?」
宇「はい!やりますやります!」
D「OK、じゃあよろしくお願いしまーす」
宇「あ、すみません」
D「ん?」
宇「マニピュレーターってなんですか?何するんでしょうか」
D「あぁ。◯◯からこうしてって言われたことをやってくれれば大丈夫!」
宇「わかりました!よろしくお願いいたします!(全然わかってない)」

今から15年前、僕のマニピュレーターデビューが決まった瞬間でした。
たぶん、ほぼそのままの会話です。
ちなみにこの◯◯さんはゴスペラーズ村上氏。
全貌を把握してないままレコーディングスタジオへ自分のパソコンや沢山のシンセを持ち込み、いざ作業スタートとなります。
で、実際のところ何をしたか?

以前のエントリーに書いたことそのままなので詳しくはこちらのエントリーを見て頂ければ早いのですが、簡単に言えば村上氏の頭の中にあるトラック(各楽器の音色・演奏、アレンジ)のイメージを実際の音として具現化する作業でした。
実は、当時僕はいくつもシンセやドラムマシンを持っているわりには扱いにそこまで詳しい訳ではなかったので、こんな感じの音が欲しいと言われてその場で手持ちにない音色を作るのに苦労したことを覚えています。
雨音の「ぽちゃっ」をカウベルから作ったのはこの時ですね(笑)
こんなニュアンスでエレピ弾いてと言われて「村上さんが思うニュアンス」は何なのかを探りながら弾けない鍵盤と格闘してみたりと、いま思い返しても随分と僕待ちの時間が多く申し訳なかったなぁと…。
トラックがある程度出来てからは今度は仮歌を録ったりアレンジを更にブラッシュアップしたりと、とにかく盛り沢山な一日でした。
お昼から始まって終わったのが翌朝だったな〜。

自分の経験のなさが大爆発していた初サポートだったと思うのですが、その時の僕のトラック作りや絞り出したなけなしのアイデアを気に入って頂けたことがゴスペラーズの作曲合宿への参加のきっかけとなったようです。
それ以降、メンバーの作曲サポートをさせてもらっているうちにコーラスアレンジの仕方、なによりメロディーや歌詞に対するシンガーの気持ちの乗せ方などが分かるようになり、その後の自分の作編曲業への礎になっています。

ライブサポートでもシンガー、プレイヤー、パフォーマー、そしてお客さんの気持ちを汲んでセッションするということが大事ですので、初心から芽生えた枝葉は様々な場面に活かされています。

きっかけはいろいろ、です。

2015年4月25日土曜日

暗躍

スタジオ仕事及び自身の曲書き週間を挟んで本日はゴスペラーズツアーで長野でした。

脳みそをマニピュレーターモードにスイッチ。
ツアーもすでに37/66本目です。
はやっ!

話は変わりますが未だにTwitterでメタリックなフォロワーさんが増え続けている模様で、すでにサポートしていない身としてはなんとも…というか、どのみち大したことはツイートしないのですみませんという(^_^;

そういえば以前、レギュラーでやっていたところを別の方にお任せした時のライブを観に行っていた知人から「曲間などのステージ運びがいつもと違っていたので全体の流れが変わって聞こえた」と言われて、なるほど人が変わるとそれは違ってくるよねと思いました。
オーディオデータメインになってマニピュレーターごとの音色作りの差違はほぼなくなった昨今ですが、こういった時間の流れのマネージメントやトラブル・イレギュラー時への対応の仕方などでその人のキャラクターが分かる(逆に言えばそれ以外の部分では分かり難い)時代になっているわけです。

内部的にはリハーサルの進行具合や速度に違いが顕著に表れますが、それはお客さんの預かり知るところではないので、やはり前述のシチュエーションに集約されるのでしょうね。

明日は金沢でツアー38本目です。
やるぞ~!

2015年2月21日土曜日

音楽のチカラ

20周年ツアー中のゴスペラーズ。

当時のバンマスだったお師匠のアシスタントとしてツアーに参加したのが1998年の「衣食住」ツアー。
その後2000年の、その名もずばり「2000」ツアーからマニピュレーターとしてバンド入り。
制作サポートはその年の春からでした。
音楽的なテクニック、何より音楽人としての精神性はこの方たちから学んだものがかなり大きい。
もう一人の師匠だと勝手に思ってます。
あ、五人か。

時は早い、がしかし、まだまだ続きます!
少なくとも彼らは続いていきます。
ずっと歌って、ずっとハモっていくはずです。
僕はメンバーのソロ活動時にも制作・ライブサポートに呼んで頂いて本当に有り難く、今後も必要とされるべく切磋琢磨しなくてはいけないなと思います。
何しろお互いが思っていたとしても、約束がない世界ですので。

かたやBABYMETAL。

僕がライブサポートに入ったのは2012年からでした。
彼女たちにとっては初のライブマニピュレーター。
今では生バンド体制が当たり前となっていますが当時はライブの世界観の一部を担う形での数曲のみの参加であったため、僕はDJ的に言えばワンマンバンドを請け負いつつバンドもサポートする状態でした。
ゴスペラーズと出会った1998年の前後に生まれ出た3姫と関わることになるとは、とかくこの世は面白いもんだと思います。
ゴスとは立ち位置が違った(スタッフ枠)ので出来ること…というか立ち入る範囲を意識的に離さなければいけないなと思い、それまでに培ってきたものをバンド視点からのアドバイス、みたいにはしませんでした。
その代わりスタッフサイドから出来ることはなるべくやったつもりです。

BABYMETALはステージングもその躍進の仕方もまるで0-400のドラッグレースのようだとずっと思っていました。
始まった瞬間にドン!と彼方へすっ飛んでいく。
しかも本物のそれと違い、コースはうねっているので1mmのハンドリングで大きく軌道が変わってしまいます。
その舵取りは本人たちは勿論のこと、周りの人々の慎重丁寧なサポートによって絶妙なバランスを取っていると思います。

こちらにもまた必要としてもらえるよう、日々切磋琢磨しなくてはいけないですね。
どこの現場でもそうですが、作曲・編曲・ディレクション・ライブサポート、僕の出来ることは些細なことでしかありません。
それでも、誰かの音楽のスパイスのひとつになれたのなら本当に嬉しいと思うのです。

僕は音楽の力は人を、人の心を動かすのだと、恥ずかしげもなく信じています。
自分の音楽、誰かの音楽。
趣味嗜好は違ってもそれは素敵なものである、そう思えたらもっと音楽が楽しくなると思います。

2015年1月23日金曜日

続ける、ということ

先日メジャー1stアルバムが発売されたGARNiDELiAのメイリアちゃん。

今から6〜7年ほど前、彼女が中学生くらいのときにアルバム一枚の作編曲でお仕事したことがあります。
えっ、この歳でこんなに歌うたえんの?というのが第一印象。
僕のしごき(笑)にも食らいついてくるガッツを持ちあわせていました。
歌に対して貪欲でその後も精力的に活動し、GARNiDELiAでメジャーデビュー。
アニメの主題歌にも次々起用され活躍されています。

続ける、ということは何においても大変で、そして力になるものです。
特に仕事ともなれば、好きでないと続けられないけど好きだけじゃ続かない。

彼女もそんな中で続けているんだなと思うと、おめでとうと心から応援したくなります。
あ、もうメイリアちゃんではなくてメイリアさん、かな。
もうお酒も飲める歳になったし、飲みにでもいくかね〜。

2015年1月7日水曜日

BABYMETAL「LIVE AT BUDOKAN~ RED NIGHT & BLACK NIGHT APOCALYPSE ~ 」DVD / Blu-ray

本日発売のBABYMETAL at 武道館2DaysのライブDVD/Blu-ray、宇佐美はマニピュレーターとしてサポートしております。

昨年の3月に行われたMC・アンコールなしの激走ステージングな1日目「赤い夜」、演出を盛り込んだ2日目「黒い夜」。
BABYMETALは「心・技・体」、歌とダンスと音楽で構成されています。
大きなステージを小さな3人が所狭しと駆けまわってオーディエンスを魅了していく様は観ていて圧巻です。

今では当たり前のスタイルとなりましたが、神バンドがフルステージをバックアップしたのはこの時が初めてですね("五月革命"が以前にありましたが、アルバム丸ごとという意味で)。
僕も彼らの背中でまさしくバックアップ、全力をかけました。
バラード曲「NO RAIN,NO RAINBOW」ではイントロセクションや全編のストリングスアレンジ、キーボード(ピアノ)などをやっております。
普段はあまりやらないピアノのプレイスタイル(弾きまくる!)だったので良い勉強にもなりました。

この二日間を機にBABYMETALの第一章は終幕、海外で修行するという第二章へ向かいます。
去年の夏〜秋のワールドツアーは正に武者修行の旅でした。
初めての国、自分たちのチーム、"旅をする"ということ。
ツアーというものに慣れている僕でさえ海外という場所での楽しさや難しさを感じたくらいですから、彼女たちにとってのそれは途方も無いことだったかもしれません。
そして見事に、見えない力と自信に変えて持ち帰った。
この吸収するパワーの源になったのは紛れも無くこれら二日間の武道館ステージと、そこに至るまでの彼女たちの軌跡があったからでこそ。

普段はステージ横からのサポートがこの時はバンドメンバーの更に後ろからのサポートでした。
つまり彼女たちの表情が分からない場所であったため、背中から全てを読み取らねばなりませんでした。
判断を委ねる・委ねられる状況もありましたが、どんなときでも自信を持って先へ進めたのはBABYMETAL・バンド、もちろんスタッフと築きあげてきたものが強固であったからなんだろうなぁと今でも思います。
これは僕にとって誇りです。
それはさておき、皆で作り上げたステージがこうして形となって多くの方に観て頂けることは嬉しいです。

BABYMETALは今週末さいたまスーパーアリーナで更に大きなステージに挑みます。
当日行かれる方は、ぜひ彼女たちの"表現者としての姿"の目撃者となってください。

その前にこのDVD/Blu-rayで心構えをしておくことをお薦めしますよ!
一日目のライブCDも出てますので「歌・音」でもお楽しみくださいませ。

2015年1月2日金曜日

2015

新年あけましておめでとうございます。

年越しは近くの神社で迎えました。
越した瞬間から急に冷え込んだので逃げ帰るように戻りました…(笑)

今年も元日より仕事始めということで新鮮な気合いを注入!
未来へ繋げる作業をしておりました。
きっと良い形になるはずです!

今年は始まったばかりのゴスペラーズツアーのサポートが夏までありますので、まずは健康第一でひとつひとつを丁寧に、かつ楽しんでいこうと思います。
曲も書かねばな…!

少しずつでも出来ることとを増やしていきたい。
クォリティーを上げていきたい。

歳を重ねるにつけ欲と焦りが大きくなりますが「こいつがいれば安心」と思ってもらえるように日々精進していきますので、皆さま本年もよろしくお願い致します!