この間乗ったタクシーで運転手さんから興味深い話を聞きました。
無線を合法的な手段で聞くのは問題ないが、それを誰かに話した瞬間に違法となるとのこと。
なるほど、聞くこと自体に引っ掛かりを感じなくはないですが、それを自分の中だけで留めておく分には誰にも分からないわけですから問題にはならないと…。
昨年は海外でのお仕事が多く、いわゆるFamcamと呼ばれるお客さんによるライブの録音録画に関する話題が身近にある状態でした。
お国柄、それを良しとする(或いは対処しきれないので黙認、放置する)ケースは少なくないようですが、主催側がはっきりと撮影NGを表明しているところでも依然減ることはないようです。
こと日本に関しては撮影OKがレアケースというくらい、開演前には必ず注意事項としてアナウンスが入りますね。
このグレーゾーンに僕が何故しっくりこなかったのかが今回の運転手さんのお話でようやく分かりました。
そのブツを、自分の枠から外に出してしまうという行為・意識に「アウト!」を感じていたんだなと。
バレなきゃOKという問題でもないと思いますが分からなければこちらが知る由もないので、そこは一旦横に置いておくとして…形はどうあれ"外に撒く"行為に及んだ時点でグレーから黒になるわけです。
撒く意識、それを探す意識。
検索したらあっさり出てきてしまう程になってしまった情報の軽さ、それを「その程度のものだから」と思ってしまう意識の軽さに少なからず危機感を感じます。
意図せぬ情報流出を回避し、その上で皆が楽しめる環境になるためには、一体どんな方法が良いのでしょうね。
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